機内ビデオの革新

国際線の飛行機に乗ることがあると
離陸前の機内安全ビデオに
注目するようになった。

きっかけはブリティシュ・エア。

安全ビデオを撮影している
バックステージもの
という設定らしい。

最後にはイギリスを
代表するコメディアンも登場し
盛り上げる。
(チャリティーのお願いも憎い)

搭乗中や緊急時に
しなければならないことを
伝えることが目的だから
機内ビデオが
つまらなくなるのは当然だ。

しかし、今は
つまらない映像を誰も見ない。

その意味で
プロモーションビデオのように
映像が進化し
既成の決まりごとを壊していくのは
自然の流れなのだろう。

ブリティッシュエアは
機内シートを模したスタジオで
一応、飛行機内の雰囲気を演出していたが
最近では、場所を機内に
こだわらないものも出てきた。

例えば、シンガポールエアライン。

ほぼ全編、屋外で撮影されており
ガーデンズ・バイ・ザベイなどの
シンガポールの観光名所も登場し
旅行気分を盛り上げる。

ベトナム航空も格調高い映像美で
観光地を映し出していた。

こうした手法は
説明の正確度よりも
映像美の追求
を優先し
乗客を映像へ注目させ
さらに言えば
ブランドイメージの向上
を図っている。

日本の航空社の場合
最近は合理性と経済性を
最優先しているように感じていたので
難しいかもと思っていたが
ANAも取り組み始めている。

https://youtu.be/5MhGLRo7Wmg

将来的には
Netflicksみたいに
本職の映画監督を起用した
ものも現れるかもしれない。

日本を代表する
ジブリなどのアニメや
北野武などの監督作が
できると面白い。

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